VOL.3 時計の見積もりをお願いしよう
千駄ヶ谷の事務所を出てそのまま御徒町に向かい馴染みの時計工場のオジサンの所に行った。
御徒町に向かう電車の中で先ほどもらった文字盤のラフと通訳してくれた社長さんを通して彼の言ったいた事を思い返し
そして、社長さんから言われた「時計に関する事は全くわからない。作った事もない。なので仕様等は一切お任せする。お金の話しはその後で」
(マジで?!)
社長さんの会社のお財布事情はわかりませんが、そんなに予算があるとも思えません。。。
なので、常識の範囲内でやれる事を最大限やる。と工場のオジサンの所に行きました。
「と言う訳で時計を作る事になりました。」
「それって有型?」
「一から。オリジナルの型を作りたい。一回、見積もり出してダメなら有型ですかね。」
「ダメだと思うよ。最初から有型で見積もり取れば?」
「先方の話しではオリジナルを希望してますので。」
「中の機械は?」
「クォーツで。機械式なんて高価で現実的に難しいと思います。」
「だろーねー」
「そう考えると中に入れる機械はこれが良い、この文字盤だと秒針は邪魔。当然、カレンダーもいらない。ベルトも店で一々、サイズ調整するのは面倒だし自宅で出來る様なスライド式かジャバラが良い。最近、全然見ないし。」
「ベルト幅は絶対に18mmね!互換性高いし。あと、家に帰れば丁度良い時計があるから送ります。」
「とりあえず、オリジナルと有型、両方の見積もり取ってみるよ〜。」
「お願いします!」
と、こんな感じの会話だったような気がします。
でも、使いたいボディ(ケース)はすでに決めていました。
と言うより自分が使いたい、欲しい時計があったのでそれを勝手に採用しました。